≪厳選≫ねこごはんWEB
メインイメージ

「心臓病の猫のためのキャットフードとは?」

愛猫が心臓病と診断されると動物病院でキャットフードの見直しを勧められることがほとんどです。
では心臓病によいキャットフードとはどんなものなのでしょうか?

一般のキャットフードは「総合栄養食」とよばれています。
健康な猫にはこの「総合栄養食」と書かれたキャットフートを与えます。
しかし、心臓病になった猫にとって「総合栄養食」に配合されている成分が心臓の負担になることがあります。
ですから、心臓病になった猫には心臓への配慮がされた「療法食(療養食)」と書かれたキャットフードを与える必要があります。
療養食は、色々な病気に対応したものが出ていますが、2017年4月現在、心臓用専門と書いてあるキャットフードはほとんどありません。
腎臓用の療養食と内容が酷似しているため、腎臓用療養食と統一されていることが多いからです。
メーカーによって記載が異なりますが「心臓/腎臓病用」と記載されているか、もしくは「腎臓病用と記載されていることが多いです。
ですから心臓病の猫には「心臓/腎臓病用」、もしくは「腎臓病用」と表記されたキャットフードを与えましょう。

では「療養食」は心臓病にどのような配慮がなされているのでしょうか?

ナトリウム、リンが制限されています。

ナトリウムとは「塩分」のことで成猫に必要な塩分は100グラムあたり0.2~0.5グラムです。
しかし食いつきをよくするために、それ以上配合されているキャットフードもかなりあります。
ナトリウムを多く摂取すると喉が渇きます。
喉が渇くと飲む水の量が増え、体内の水分量が増えます。
そうなれば、心臓に負担がかかるようになるのでナトリウムを制限する必要があります。

リンは必須ミネラルの一つですが、過剰に摂取すると腎機能の低下や、骨や歯のカルシウム量の減少などが起こります。
心臓病が進むと腎臓も悪くなりやすいので、リンも制限する必要があります。

カルチニン、タウリン、マグネシウムが配合されています。

カルチニンは、心臓病に伴う疲労感やだるさを改善する効果があり、さらに免疫力を向上させたり体内の脂肪の燃焼を助ける効果もあります。

タウリンは筋肉の収縮力を高めるのでむくみ、動悸、息切れなどの症状の改善効果があります。
また心臓病のひとつである拡張型心筋症は、タウリンが不足することが原因で発症すると言われています。
マグネシウムの不足は筋力の低下を招き、不整脈や心筋梗塞の原因になることがあります。

ビタミンB群を多く含んでいます。

心臓病で飲む高圧利尿剤という薬はビタミンB群が失われることがあるので、ビタミンB群を多く摂取する必要があります。

カリウムの量が配慮されています

カリウムはナトリウムと共に体に必要なミネラルですが、ナトリウムとのバランスが2対1なのが正常だとされています。
カリウムが不足すると不整脈や心筋の収縮性の低下を招きやすくなります。
利尿薬を与えている時にはカリウムが不足しやすくなります。

しかし、心臓病の悪化に伴い腎臓が悪くなると、カリウムの排出が悪くなり、過剰になってしまうことがあります。
カリウムは過剰になると、心臓機能に負担を与え、不整脈を起こすこともあります。

従ってカリウムは適切なバランスで与えなくてはなりません。
療養食はナトリウムを制限しつつカリウムをバランスよく配合しています。

まとめ

療養食は上記のように心臓病に配慮されており、症状の維持や心臓の働きをサポートします。
しかし、いくら療養食に切り替えても量を与えすぎてはいけません。
肥満は心臓に負担をかけます。
適切な量はパッケージに目安が記載されていることがほとんどですが、医師に相談して最適な量を決めてもらうとより良いでしょう。

「療養食」と書かれたキャットフードは動物病院で取り扱われているメーカーもあります。
ドラッグストアやペットショップで扱われているメーカーや通販でしか扱われていないメーカーもあります。
メーカーによってキャットフードの粒の大きさや匂い、味、値段等が異なりますので 飼い猫の嗜好や購入しやすさ、継続しやすさ等を考慮して選ぶとよいでしょう。

関連記事

トップに戻る