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腎臓病用キャットフードについて

猫は、腎臓病になりやすい動物です。
原因ははっきりとはわかっていませんが、猫は元々砂漠で生活していたので、水をあまり飲まず、濃縮された尿を作ります。
そのため、腎臓に負担がかかりやすく、年を取ってくると徐々に腎臓の機能が低下し、腎臓病にかかりやすくなる、と言われています。
腎臓病になった猫に、それまでと同じキャットフードを与えると、腎臓にますます負担がかかり、腎臓病が悪化します。
では、どのようなキャットフードが腎臓病にはいいのでしょうか?
ここでは、腎臓病用キャットフードについて紹介します。

腎臓病になると、今まで与えていたキャットフードでは、過剰になってしまう成分や、足りない成分が出てきます。
療法食の腎臓病用キャットフードは、それらが適切に配慮されています。
腎臓病になったら、腎臓病用キャットフードを獣医師の指導のもとに与えましょう。

腎臓病用キャットフードの特徴と選び方

リンが制限されている

リンは、身体に欠かせない栄養素の一つですが、腎臓が悪くなると、リンの排出が難しくなり、高リン血症になります。
高リン血症になると骨がもろくなり、貧血が起き、腎臓病がさらに悪化します。
ですので、腎臓病になった猫は、リンの制限が必要です。
しかし、リンが少なければよい、という訳ではありません。
リンを制限しすぎると、カルシウムの量が増えて筋力の低下、貧血、食欲不振、高カルシウム血症をおこします。
リンの配合の割合は、100グラム当たり0.4~0.6%が適切です。

ナトリウムが制限されている

腎臓が悪くなると、ナトリウムの排出が上手くできなくなります。
すると、血中のナトリウムの量が増えて、血圧が上がります。
血圧が上がると、血液のろ過を行う腎臓への負担が増え、腎臓がさらに悪くなる、という悪循環が起こります。
ナトリウムの割合が100グラム当たり0.35%以下と表示されているキャットフードを選びましょう。

たんぱく質が制限されたもの

たんぱく質が、身体の中で代謝されると、窒素に分解されます。
腎臓の機能が低下すると、窒素が排出されずに、体内に毒素として残ってしまいます。
このため、たんぱく質の摂取量を控える必要がありますが、たんぱく質は、減らしすぎると筋力が下がってしまいます。
ですので、少ない量でも必要なたんぱく質が摂れる良質のたんぱく質を使用し、たんぱく質の割合が30%以下のキャットフードを選びましょう。

オメガ3脂肪酸が含まれているもの

DHA、EPAなどのオメガ3脂肪酸は、血流を良くし、血圧の上昇を抑えます。
また、中性脂肪を抑え、腎臓病の進行を抑える効果があります。
オメガ3脂肪酸が含まれているキャットフードを選ぶか、サプリメントで与えるといいでしょう。
サプリメントを与える場合は、獣医師に相談の上与えてください。

腎臓病用キャットフードの与え方

今までのキャットフードに、腎臓病用のキャットフードを全体の10%程度混ぜて、少しずつその割合を増やしていき、一週間から10日かけて切り替えましょう。
いきなり全部切り替えると、下痢をしたり体調を崩す場合があります。

療法食は一般的に嗜好性が低いので、猫によっては食いつきが悪い場合もあります。
また、腎臓病の悪化で食欲不振になったり、好みが変わることもあります。
その場合は、切り替える量の割合を、ごく少量ずつにして馴らしたり、温めて匂いを立たせるといいでしょう。
また、療法食のウェットキャットフードをトッピングしてもいいでしょう。
どうしても食べない時は、医師に相談の上、シニア用キャットフードで代用できる場合もあります。

腎臓病用サプリメント、水

オメガ3脂肪酸はサプリメントで与えることもできます。
また、活性酸素を効率よく除去し、免疫力を上げる効果がある、と言われているペット用の水素水もあります。
どちらも、与える時は医師に相談して下さい。

おわりに

腎臓病は、猫の死因のトップ3のひとつで、シニアになると発病する確率が高くなります。
腎臓病は、症状が現われた時には腎臓の機能の70%が失われています。
一旦悪くなった腎臓は、元には戻りません。
しかし、現代では猫の腎臓病に対する医学が進歩し、適切な食事と投薬があれば、発病しても長生きできる可能性が高くなりました。
シニアになったら、定期健診を受けて、早期発見、早期対策を心がけましょう。

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